第14回 福井よいとこ

みなさま、こんにちは! スタッフTKです。
朝晩が涼しくなり、エアコンの出番が次第に少なくなってきましたね。
季節の変わり目、お体には、くれぐれもお気をつけください。

さて今週は、北陸新幹線の延長開通を控える福井県のおすすめポイントをご紹介します。
北陸三県のなかでも最も関西に結びつきが強く、ちょっと遠い地方都市、といったイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、見どころは意外に多く、比較的近くて気軽に行ける都市なのです。
今回はそのなかでも、嶺北とよばれる福井県東側を中心に、ちょっとニッチな場所をご紹介します。

1.越前海岸

嶺北の日本海沿岸、越前海岸は、越前がにが有名ですね。
越前がにシーズンになると、かつては有料道路だったという「しおかぜロード」では、朝早くからカニを茹でる白い湯気があちこちで昇ります。
絶妙の塩加減で茹で上がったカニは、焼きガニやカニ鍋にせず、そのまま食べてしまいましょう!
かに料理のお供には、福井県の地酒「早瀬浦」がおすすめです。
また、「しおかぜロード」の途中にある、以前ご紹介した絶景露天風呂「日本海」もおすすめポイントです。
この海岸をバイクで走っているだけで、ストレスがすべて吹っ飛んでいってしまいます。

2.三国町

越前海岸を駆け上がった先、東尋坊の手前にある小さな港町が三国町です。
いまでは坂井市の一部となりましたが、穏やかな時間の流れる居心地のいい町です。
「みくに龍翔館」というランドマーク的建造物があり、特徴的な水色の小さな丸い屋根が、町のあちこちから望めます。

町に三国港駅という終着駅がある、えちぜん鉄道にも是非乗ってみてください。
白と青を基調とした可愛らしい電車に、運が良ければ観光案内を担当される女性アテンダントが搭乗されます。
ここは是非!という観光ポイントはないのですが、ただ町の雰囲気を楽しみながら、見かけた喫茶店に入るなど、時間を忘れた街歩きに。
私TKの、いつか住みたい町のひとつです。

3.ソースカツ丼

福井県民のソウルフードといえば、これは外せませんね。有名なソースカツ丼です。
一説によると、ヨーロッパ軒という洋食店が発祥で、ソースたっぷりのカツとご飯だけという、非常にシンプルな一品。
カツ自体は、仔牛ではないのですが、小さなウィンナーシュニッツェルに似ている気がします。
観光地によくある観光客向けの”映える”豪華な一品、というわけではない素朴さが素敵ですね。
ちなみに、お店にもよりますが、運ばれてきた瞬間「少なっ!!!」となりがちです。
食べてみると、意外とボリューミーですよ。

4.九頭竜ダム

福井市からはるか東の山中にある、見事なロックフィルダムです。
ダムというと、進撃の巨人に登場するような、天にも届きそうな巨大な壁を想像される方が多いと思います。
それを重力式コンクリートダムと呼びますが、九頭竜ダムはロックフィルダムと呼ばれる方式で、堤高はそれほど高くありません。
なだらかな斜面に小さめの石を敷き詰めたような見た目なのですが、これが非常に美しいのです。
特に桜の季節、そして夕日を浴びて輝く姿は格別ですよ。
※写真は滋賀県のロックフィルダム、青土ダムです。

もうすぐ秋です。
動き回っても、汗をかくことも少なくなります。
なにが言いたいかといいますと……めっちゃ旅行に行きたい!!!!
素敵な景色のなかをバイクや車で走って、素敵な町を歩いて、美味しい地酒と地魚を楽しみたい!!!!
鮮烈な青空の下で、は今年は叶いませんでしたが、淡いうろこ雲の下で……!
緊急事態宣言も延長されてしまいましたが、国内旅行くらいは、気軽に行ける世界に早く戻ってほしいですね。

それでは、またお会いしましょう!
スタッフTKでした。

前の記事

第13回 甲子園と吹奏楽

次の記事

第15回 暦年贈与