第3回コラム 6月第2週

こんにちは! スタッフTKです。
まるで真夏のような日が続いていますね…皆様、お体は大丈夫でしょうか?
私は今週、いくら寝ても何をしても、四六時中、眠気の濁流に翻弄されています。

さて、今週は7月から8月にかけて開催するセミナーをご紹介します。
当社の関係会社(セミナーの主催等をするための別会社)である一般社団法人 相続・事業承継・信託アシストアソシエーション(通称・SJSAA)は、毎月一回、経営に役立つセミナーを開催しています。
セミナー案内はこちらから→→→ セミナー案内

次回、7月に開催するのは、経営者のための会計講座
財務諸表を通じて、会社の経営状況を理解できるようになってもらおう、という企画です。
実は今年1月ごろにも、ほぼ同じ内容で開催したのですが、今回は参加人数を増やした拡大版!
前編は 7月19日(月)18:30~20:00 です。
ぜひ、ご参加ください!!!

おまけ的な、スタッフTKの好きなもの語りです。
今週は会計セミナーをご紹介したので、関連したもので減価償却についてお話ししてみましょう。
私TK、減価償却という考え方が大好き(計算は大嫌い)で、前職の同期に酒を飲んだ勢いで熱く語り、顰蹙を買った経験があります。
※当記事は私TKの個人的見解であり、Leadus税理士法人の総意ではありません。ご了承ください。

減価償却という言葉は、多くの方々が耳にしたことがあると思います。
字面的にも「機械や車を買ったら、次第に価値が落ちていくし、それを費用にしていくのかな」というイメージでしょうか。
イメージとしては間違っていませんが、実は、減価償却の目的は別にあるのです。

それは、「その期間の利益と、その利益を得るためにかかった費用を対応させるため」です。

たとえば、2年間毎年2億円の売上総利益を上げられる、3億円の機械があったとしましょう(私TKは例題で単位をインフレさせるのが好きです)。
もし減価償却をしなければ、1年目の利益は、2億円(売上総利益)-3億円(機械)で1億円の赤字
一方、2年目の利益は、2億円(売上総利益)となります。
同じ機械を使って、同じだけの売上総利益を上げたのに、1年目と2年目で利益の額が違う
利益だけ見れば会社の収益力は上がっていますが、実際はなにも変わっていませんよね。
これでは業績を正しく判断することができないから、減価償却が必要になるのです。

では、どうやって各期間に配分していくのか。
同じ機械や車でも、使用状況や使用方法、使用時間によって耐久性は変化します。
なので、一定の基準(あまり重要ではないので詳しく言及しません)をもって、期間配分します。

たとえば、同じ金額(1.5億円)で期間配分したとすれば、
1年目:2億円(売上総利益)-1.5億円(減価償却費)=5000万円
2年目:2億円(売上総利益)-1.5億円(減価償却費)=5000万円
となって、正しく業績を表すことができました。

もう少し日常的な例えにしてみましょう。
あまり好きな例えではないのですが、たとえば材料費1,200円をかけて、月曜日にカレーを作りました。
これを月、火、水曜日の3日間に分けて食べたら、月曜日の食費は1,200円で、火曜日と水曜日は0円…でしょうか?
1,200円で3日分のカレーを3日にわけて食べて生きてきたのだから、1日生きるのにかかった食費は400円ですよね。
厳密には減価償却ではありませんが、まあ、似たようなものです。
生きる(利益)ためにかかった食費(費用)を、1日あたり(期間)で対応させているのです。

というわけで、今週は減価償却について、でした!
先週までとは全く毛色の違うマニアックな話題ですみません…
会計や財務だと、あとはCAPM(資本資産価格モデル)とかDCF法におけるH-Modelなどが大好きなのですが、またの機会にしますね。

それでは、またお会いしましょう!
スタッフTKでした。

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